マット運動をおうちで練習する方法とコツ!体操教室もおすすめ
マット運動は幼稚園や保育園、小学校で取り組む定番の種目で、手足を使いながら頭も使うため情報処理をする脳が刺激され、知育にも効果があるとされています。
しかし、「なかなか前転ができるようにならない」「うちの子はマットが苦手で」と悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。
段階的にマット運動を基礎からクリアしていくためには体操教室で習うのがおすすめですが、この記事では、おうちでできるマット運動の練習方法をご紹介します。
マット運動の技をクリアすることで身に付く力
マット運動にはさまざまな技がありますが、技をクリアしていくことで得られる能力があります。
実際に小学校低学年の体育でよく学ぶマット運動の技をいくつか挙げ、どのような力が身に付くのかを見ていきたいと思います。
ゆりかごで身に付く力
仰向けに寝た状態で膝を抱えて体育座りの状態なって、前後に体を揺らしてゆりかごのような動きをします。
身体が前後に回転する感覚をつかみ、そのあとに取り組む前転や後転の感覚を習得します。さらに起き上がるときに腹筋を使うため、腹筋を鍛えます。
ゆりかごでは身体を揺らして起き上がろうとする動作をするため、身体の操作性とバランス感覚が身に付きます。
前転で身に付く力
前転はマット運動の基本となる技です。
前転を習得すれば後転や側転などのさまざまな技にチャレンジすることができます。
前転のコツは
①脚の近くに手を付ける
②お尻を上げたままおへそを見る
③頭のうしろをマットに付けるようにかがむ
ことです。
前転では後頭部をマットに付けるようにかがむため、柔軟性が必要です。
さらに起き上がるためには腹筋と素早さ、バランス能力、身体の操作性を向上させる効果があります。
背支持倒立で身に付く力
仰向けの状態になり、足を上にしっかり伸ばして手で腰を支えて背中で倒立の状態をキープします。
背支持倒立では身体が逆さになったときのバランス感覚や、下半身を伸ばした状態でキープする体の操作性が身に付きます。
マット運動の家での練習方法
マット運動は布団の上などでも練習できるため、ほかの器械体操よりも練習しやすい種目です。
なかなかクリアできない場合は自宅で遊びながら基本的な動きを繰り返すと、技を習得しやすくなります。
例えば前転はでんぐり返しという呼び名でも知られていて、幼稚園や保育園でも練習する技です。
前転はそのあとに習う技の基礎になりますので、早めに習得することでその後の授業にもついていきやすくなります。
保護者の方のなかには「前転がなかなかできるようにならない」と不安に感じている方も少なくないでしょう。
そんなときは前転や後転など、マットの技を習得するための基礎の動きとして家庭で次の運動を練習してみてください。
ゆりかご
上の項でもご紹介した「ゆりかご」ですが、回転技の基本となる前転を習得中のお子さまが自宅で楽しみながらできる練習です。
特に前転の最後に立ち上がれないお子さまにぴったりの運動ですので、親子で寝る前などにチャレンジすると良いでしょう。
体育座りの形で上を向いて寝て、身体を前後にゆらすのですが、このときにあごを引いておへそを見ながら揺れる練習をするのがポイントです。
こうすることで体が丸まりやすくなり、前転で起き上がるときの身体の形を覚えやすくなります。
ひよこ歩き
現代では生活様式の変化なども伴ってしゃがむ動作が少なくなり、しゃがむ姿勢が苦手な子どもが増えていると言われています。
日常でしゃがむ動作が少なくなると足首が硬くなることがあります。
前転では起き上がるときに両足をマットに付けてしゃがんだ姿勢で起き上がります。
しゃがんだ姿勢で踏ん張れずに倒れてしまう場合、しゃがむ姿勢を練習すると効果的です。
ひよこ歩きは、しゃがんだ状態で腕をうしろに組んで歩く練習です。
歩くとき、かかとをつけたまま歩くのがポイントとなります。
最初は踏ん張れずにすぐに倒れてしまうこともあるかもしれませんが、家族みんなで挑戦してみると楽しみながら足首をほぐすことができます。
背支持倒立
背支持倒立もうえでご紹介した技ですが、姿勢をキープするときに全身の筋肉を使うため、前転のときに使うお腹の力を意識する練習になります。
背支持倒立から起き上がるまでの動作を練習すると、前転で立ち上がる動作の練習にもなります。
ゆりかごと同じく腹筋を鍛える技ですが、ゆりかごよりも難しい技ですので、無理のないよう、大人が様子を見ながら練習をするようにします。
ゆるい坂を作って挑戦してみる
前転の動作ができるようになってきたところで、ゆるい坂を作って前転の練習をしてみます。
回転する感覚と起き上がる感覚をつかむ練習です。
おうちで練習するときは布団を重ねて坂を作ります。
傾斜が付いているため、回転の反動で起き上がりやすくなります。
回転から起き上がりまでスムーズにできるようになってきたら傾斜なしで練習してみます。
坂がきつすぎると危険ですので緩やかな坂を作るように注意して、安全に配慮し保護者の方と一緒に練習するようにしましょう。
マット運動をしっかりクリアしていきたいなら体操教室がおすすめ
マット運動を1つずつ着実にクリアしていきたい、基礎をしっかりと学ばせたいと考えるなら体操教室がおすすめです。
また、運動に必要な器具や道具、スペースが揃っていることも体操教室のメリットです。
体操教室はプロのコーチが豊富な知識で技のコツを教えますので、1つずつクリアしていくうちに苦手な技もできるようになっていきます。
マット運動をはじめとした器械体操に苦手意識のあるお子さまでも、体操教室ならコーチがしっかり補助をするので信頼して技にチャレンジすることができますし、恐怖心が薄れることで積極的に新しい技に挑戦していくことができます。
もし、おうちではコツを伝えにくい、なかなか技ができるようにならない、という場合は体操教室を検討してみると良いでしょう。
マット運動はおうちでも練習できる
マット運動は布団を使っておうちでも練習できる種目です。
前転のような技は保護者の方と布団の上で一緒に遊びながら練習すると、いつの間にかできるようになっていることもありますので、ぜひ一緒に取り組んでみてください。
おうちでなかなか練習する機会がないという場合や、基礎からしっかりと練習したいという場合は体操教室がおすすめです。
事前に体操教室にお悩みを相談しておくと、コーチが練習中に苦手な部分を見てくれますので、体操教室の体験レッスンの際などに伝えてみてくださいね。
前橋市にある体育教室はKidsSportsClub FUN+にご相談ください。
教室名:KidsSportsClub FUN+(キッズスポーツクラブ ファンタス)
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