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体育で跳び箱をやる目的とは?体操教室・体操クラブの授業への効果

小学校や幼稚園、保育園の体育の時間に必ずと言っていいほど取り組むのが跳び箱。
しかし、「跳び箱が苦手」「こわい」というお子さまも多いのではないでしょうか。

 

「なんで跳び箱をやるの?」と疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、学校や幼稚園・保育園などで跳び箱をやる目的や効果、体操教室に通うことで得られる跳び箱へのメリットをご紹介します。

 

学校や幼稚園・保育園で跳び箱をやる目的・効果

 

学校や幼稚園などで跳び箱がカリキュラムに組み込まれているのにはいくつかの目的があるためです。

 

器械体操はスポーツの1つだから

 

器械体操はスポーツの1つとして捉えられており、跳び箱は機械体操の中の1種目です。

 

つまり、バスケットボールやサッカーを取り組むのと同様に、器械体操に取り組むのです。

そもそも、なぜ体育でバスケットボールやサッカー、ダンスなどをやるのかというと、一番は「経験するため」です。

 

体育には「スポーツにはこんなものもあるんだよ」といういろいろなスポーツを紹介するという側面もあります。
実際に体験してみて、そのスポーツを好きか嫌いか、やってみる機会を作るのも体育の目的です。

 

日常生活では身に付けられない運動能力を養うから

 

器械運動は非日常運動ですので、日常生活では身に付けられない運動能力を身に付け、さらに日常では味わえない感覚を楽しんだり、達成感を覚えるための教材です。

 

普段の生活では身に付けられない身体の使い方や腕で身体を支えること、物との距離感を養います。

 

跳び箱は、一回の跳躍のために、走る、タイミングよく踏み切る、手をついて身体を支える、開脚する、手で跳び箱を押して越える、バランスよく着地する、というたくさんの動作をしなければなりません。

 

これらがすべてうまく行くと跳び箱を跳べた、という結果となって現れます。

日常ではなかなか出来ない運動をすることで、瞬時に身体に指示を出す動きを身に付けることができます。

 

身体を支える力を身に付ける

 

転んだときに自分の身体を支えられずに顔を地面にぶつけてしまう子がいます。

身体を支えるための腕の力がないと、転倒したときに自分の身を守れなくなってしまうのです。

 

跳び箱やマット運動では自分の身体を支えて腕をグッと押して跳んだり、前方に移動します。
跳び箱を通して身体を支える腕の力を鍛えることができます。

 

物との距離を測る力を身に付ける

 

跳び箱で助走と踏切のタイミングが合わなかった、という経験はないでしょうか。

 

跳び箱ではどれくらいの歩数と歩幅で走れば踏切板までたどり着けるのか、どれくらいの距離で踏切をすれば跳び箱に手を付けるのか自分で測りながら取り組みます。

 

距離感は日常生活で通行人や車との距離を測ったり、物がぶつかりそうになったときに避けるために必要です。
こういった能力を鍛えるためにも跳び箱運動は有効です。

 

「できる」経験を積む

 

跳び箱は達成感を得やすい種目です。
技や跳び箱の高さに挑戦することに魅力を感じやすく、自分の能力に応じた跳び方を身に付けることで意欲が高まります。

 

仲間と協力して器具の安全に配慮することを学ぶ

 

器械体操の多くは器具を使用します。
跳び箱の準備や後片付けに積極的に参加し、ルールと安全を守って仲間と協力して取り組むことを学びます。

 

また、器械運動は1人ずつ順番に行うので、他の子どもの演技を見て自分も真似してみたり、クリアするための参考にする力を育みます。

 

跳び箱は苦手意識を感じている子どもが多い

 

跳び箱は苦手意識を感じている子どもが多いのも事実です。

 

腕で体を支えながら、重心を前方に移動することに恐怖感を持ちやすいためです。

 

また、跳び箱は跳べないことにも意味があるのですが、この「跳べない」が「できない」に繋がり、苦手意識を持ってしまうこともあるようです。

 

跳び箱に苦手意識を感じてしまうと体育の時間も苦痛になってしまうでしょう。
その場合は、体操教室で跳び箱を習っておくことで跳び箱への苦手意識を軽減できる効果が期待できます。

 

体操教室で習っておくと体育の跳び箱も楽しくなる

 

プロの講師がひとりひとり指導してくれる

 

学校の体育の授業では先生がひとりひとりに丁寧な指導をすることには限界があるでしょう。
そのため、なかなか跳べるようにならない、という子どももいます。

 

体操教室では、ひとりひとりのレベルに合わせて段階的に指導をしています。
プロの講師がそれぞれの段階に合わせて1つずつクリアしていけるようにサポートし、できないところは粘り強く指導します。

 

1つの技でもじっくり教えてもらいながら取り組めるのでコツも掴みやすく、挫折しにくい環境で跳び箱に取り組むことができます。

 

授業で取り組む前に出来るようになっている

 

鉄棒以外の器械体操は、公園遊びや日常生活ではあまり触れることのない運動です。
授業でいきなり取り組むことになるので、恐怖心や苦手意識も感じやすいでしょう。

 

体操教室で習っておけば、すでにできる技や挑戦したことがある技に取り組むことになりますので、恐怖心なく授業に参加することができる点はお子さまご本人にとっても大きなメリットとして感じられるでしょう。

 

他の生徒のお手本になる

 

体育で課題に出されたときにすでに技ができるようになっていると、他の生徒のお手本になることもあります。

皆のお手本となることで自信に繋がり、自己肯定感を得たり、もっと頑張ろうと意欲的に取り組めるようになります。

 

意欲的に取り組むことで運動が好きなるきっかけにもなるでしょう。

 

「苦手な跳び箱」を「得意な跳び箱」へ

 

跳び箱は保育園、幼稚園から小学校、さらには中学校でも授業の課題となります。

 

恐怖心を感じやすく、日常ではしない動きなので苦手と感じる子どもが多い種目で、苦手意識を感じると運動そのものが嫌いになってしまうこともあります。

 

体操教室では器械運動をはじめ、さまざまな運動を行って楽しみながら運動能力の向上を図ることが可能です。
特に自宅では練習しにくい跳び箱は、体操教室で習っておくと苦手意識もなくなり、積極的に体育の授業に参加できるようになります。

 

運動する機会が減っている、子どもの運動神経が心配、子どもが外遊びを怖がりがち、という場合には一度体験レッスンなどを検討してみてはいかがでしょうか。