ぴょんぴょん高く跳べるトランポリンは運動効果が高いことで知られています。
特に最近、体幹を鍛えることができるなど、子どもに与える運動効果が注目されています。
このページではトランポリンが子どもに与える効果やトランポリンで運動するときの注意点、体操教室でトランポリンを習うメリットなどについてご紹介します。
トランポリンの運動効果
体幹が鍛えられる
トランポリンは地上で跳ぶよりもバランス感覚を必要とします。
そのため、体幹が鍛えられ、身体のバランス感覚を養うことができます。
体幹は運動や普段の生活で身体を使う上で基礎となるものです。
姿勢が良くなったり、新陳代謝がアップするなどの効果が期待できます。
筋力アップにつながる
トランポリンは簡単にジャンプできるイメージですが、腹筋や背筋などの筋力アップにも効果的です。
同じ場所にバランスよくジャンプするには姿勢の維持が必要になります。
場所がずれないように跳び続けたり、ピタッと止まる動作は全身の筋肉を鍛えるのに効果があります。
特にインナーマッスルを鍛えることができますので、体軸の周りの筋力が鍛えられ他のスポーツでも役に立ちます。
バランス感覚が養われる
トランポリンは足元が不安定のため、最初はなかなかうまく跳べません。
上手に同じ場所で跳び続けるにはバランス感覚が必要です。
何回も飛んでいるうちにバランス感覚が養われ、足元が不安定な場所での身体の使い方を覚えていく事ができます。
「怖い」という気持ちを克服できる
トランポリンは地上よりも高く跳べますので自分がこれまでに体験したことがない高さにジャンプできます。
高く跳んだり、大きな動きをすることが怖い、と思っているお子様でも徐々に踏切りを強くして高くジャンプする経験を積むことで恐怖心を克服することができます。
運動が苦手なお子様は高い場所や経験したことがない動きを「怖い」と感じてしまうことが多く、なかなかチャレンジできないということがありますが、トランポリンは少しずつ大胆な動きに自分でしていくことができますので、遊びながら好奇心やチャレンジ精神を養っていくことができます。
便秘解消になる
ジャンプすることで内臓に適度な刺激が与えられ、腸の動きも活発になります。
トランポリンは腹筋を使う運動のため、お腹まわりの血行も良くなり、便秘解消に効果が期待できます。
楽しく運動できる
トランポリンは何よりも楽しく運動できるのが最大のメリット。
地上でジャンプするのとは違う、高く跳べる感覚があり、子どもにとっては楽しく遊べるでしょう。
運動嫌いなお子様でも楽しみながら全身を鍛え、運動神経向上につなげることが可能です。
トランポリンは何歳ごろから遊べる?
家庭用に市販されているミニトランポリンは跳ね上げがそれほど大きくないため、3歳くらいから楽しむことができます。
家庭用トランポリンは直径が大きくないので飛び出して落ちないように跳ねるのにはある程度のコツが必要です。
自分で工夫しながらジャンプできる年齢から遊ぶのが安全です。
トランポリンで運動するときの注意点
トランポリンは地上で運動するよりも危険です。
十分に注意して事故が起こらないように遊びましょう。
大人が見ているときに遊ぶ
トランポリンは着地のバランスを取るのが難しい器具です。
空中での姿勢が崩れると着地の場所も思うようにいかず、転倒や落下のおそれがありますので、大人が見ているところで遊ぶようにしましょう。
運動しやすい服装で遊ぶ
引っ掛かりやすいものや長い紐・リボンが付いている服装、金属類をつけてのトランポリンは危険です。
咄嗟に足元のものをよけるのも難しいため、ポケットの中も空にした状態で使いましょう。
トランポリンは1人で使用する
ほとんどの家庭用トランポリンは1名での使用が推奨されています。
複数人で乗って使用するとぶつかったり、跳ね返りにより事故が発生する可能性がありますので、1人ずつ順番を守って使用するようにしましょう。
物を持って使用しない
トランポリンでは何も持たずに使用しましょう。
例え柔らかいボールやぬいぐるみであっても着地の際に足元にあったら事故のもととなります。
危険ですのでおもちゃなど何も持たずに遊びましょう。
トランポリンは体操教室がおすすめ
トランポリンは家庭用のタイプを使って遊ぶこともできますが、体操教室では大きなトランポリンがあるお教室やコースもあり、より効果的な運動をすることができます。
専門知識を持った講師がサポートしてくれる
体操教室では専門知識を持った講師が補助をしながら運動をします。
子どもも講師がサポートしてくれるので安心して思いっきりジャンプをすることができ、運動効果もより高まります。
大きいトランポリンを使うことができる
体操教室は家庭用ではなく、大きいトランポリンを導入しているお教室もあります。
大きいトランポリンは跳ね返りも大きく、より高くジャンプすることができ、お尻で跳ねたり背中で跳ねたりといった全身を使った運動が可能です。
色々な跳び方を体験できる
体操教室では講師がさまざまな跳び方を教えてくれます。
例えば腕を回しながらジャンプする基本的な姿勢や、脚を伸ばしてジャンプする、空中で開脚する、ピタッと止まる方法など基礎の動作です。
さらに、大きいトランポリンがあるお教室では空中で身体の方向を変えたり、お尻でジャンプして足で着地するなど、ちょっとした技を習得することもできます。
色々な技を通してバランス感覚や筋力アップを促すことが可能です。
トランポリンは楽しく運動能力を上げることができる
筋力が発達段階の子どもにさまざまなスポーツを経験させるのは簡単なことではありませんが、トランポリンは筋力をサポートするバネがあります。
バネの弾性により地上での運動効果に加えて空中での運動効果を期待できます。
トランポリンでの運動は別のスポーツのトレーニングにも用いられており、野球やサッカー、テニスなどの球技のほか、スキーやスノーボードなどのようなスポーツやクラブ活動で役立ちます。
ご自宅にトランポリンを置くスペースが無かったり、トランポリンで運動できない環境の場合は体操教室でも習うことができますので、検討してみると良いでしょう。