子供の習い事で高い人気を維持している体操教室は
マット運動や鉄棒など子供の基礎体力や柔軟性をつくることができるほか、
小学校の授業に活用できたりと実践で活かせることなどが人気の理由です。
5歳ごろは心身共に大きく発達する時期ですので特におすすめです。
体操教室を始める年齢
体操教室は早い子だと2~3歳から始める子どももいます。
一般的には幼稚園クラスが設定されている体操教室も多いので、
幼稚園から始めることが多いようです。
中には小学校受験のために通う子どももおり、未就学児に多い習い事と言えます。
教室には色々な教室とコースがありますので、
カリキュラムや雰囲気を見て本人に合ったところを選ぶのがおすすめです。
幼稚園生でも5歳の年長さんくらいの年齢は特に体操教室がおすすめです。
年長さんにこそ体操教室がおすすめの理由
運動能力が身に付く
5歳になると身長が100㎝を超え、筋肉が発達し、運動能力が向上する時期です。
脳の神経も発達してくる年齢ですので年中さんの時にはできなかった片足立ちや
片足跳びなどバランス感覚が必要とされる運動もできるようになります。
それにしがたい遊びの幅が広がり活発さが増してきます。
体操教室では跳ぶ、回る、走る、バランスなどの運動神経を発達させる基礎的な動きを行います。
これらの動きを繰り返し行うことで運動の基礎能力を育むことができます。
社会性が育つ
年長さんくらいになると自分の気持ちを言葉で伝えるのが上手になってきます。
そのため、お友達と遊びながらコミュニケーションを取れるようになります。
しかし一方でまだ感情を上手に表現できるわけではありませんので、
喧嘩になったりトラブルが起こりやすい時期でもあります。
だんだんと友達とコミュニケーションをしながら思いやりの心を育んだり、
年下の子の面倒を見たり友達を守るなどといった行動も見られるようになります。
体操教室では講師への挨拶や順番待ち、器具の扱い方などのルールを覚えたり、
講師が自分を補助をしてくれたり他の子どもの補助をしているのを見て
サポートを受けながら物事を達成することを知っていきます。
ルールの中でお友達と身体を動かしながら社会性を身につけていくことが可能です。
1つのことに集中して取り組める力を育む
5歳にもなると発音がはっきりし始め、大人との自然な会話もできるようになります。
字を覚えたり自分の名前を書けるようになるのもこの時期です。
数も20くらいまで数えることができ、
記憶力や過去と未来という時間概念も持っている為時計も読めるようになります。
その他、細かい違いを理解できたり、
集中力が小さい頃から大きく発達するので1人遊びも上手になります。
体操教室ではさまざまな技を習っていきます。
それは基本技の発展形であったり、脚を曲げるか伸ばすかの細かい違いだったりもします。
これらの違いを理解してクリアしていくことで技の違いを理解していきます。
バランス練習をしたり技の練習をしているときには集中力が必要になります。
集中力が発達する時期に集中力が必要なタスクをこなすことで集中力アップの助けになります。
また、体操では正しい姿勢が身に付きます。
正しい姿勢が身に付けば普段の私生活でも良い姿勢でいることができ、
良い姿勢は集中力を高めますので勉強に取り組む際にも大きく役立ちます。
小学校の授業で役立つ
小学校の体育の授業では走ったりボール運動をするほか、器械体操も行います。
跳び箱やマット運動、鉄棒などは高さがあるものを飛び越えたり、
頭が逆さまになる動きをしますので、それが怖いと思ってしまう子供もいます。
体操教室で学んでいれば小学校での器械体操はクリアできることがほとんどですので、
授業に難しさを感じることなく、本人の自信にもつながります。
時にはクラスの生徒にお手本を見せることもあるでしょう。
体育の授業で活躍するチャンスとなります。
体操教室を選ぶときのポイント
講師と教室の雰囲気
どんなに良いカリキュラムでも子供に合っていなければ意味がありません。
また指導者の力量で成果は左右されます。
体操教室には本格的な器械体操をしているところ、
身体を動かす体育教室、バク転教室などカリキュラムもさまざまです。
雰囲気も教室により大きく異なります。
見学や体験レッスンで子供への接し方や他の生徒の雰囲気などを見て判断するようにしましょう。
無理なく通えること
体操教室は身体を動かしますのでレッスン後には、ぐったり疲れることもあるかと思います。
なるべく自宅から通いやすい場所のお教室を選ぶことをおすすめします。
子供の意思も尊重して
体験レッスンや見学をしてみてどのお教室に通ってみたいかお子様本人に聞いてみましょう。
もちろんさまざまな条件を踏まえて最終判断は親がしますが、
子供が楽しく通えそう、と思えるお教室であることも大切です。
もし、子供と意見が合わず、子供の意思とは違うお教室に決定する際はよく話し合い、
納得いくように前向きにお教室に通えるようなお話をしっかりしてあげることが大切です。
行事やプログラムも参考にして選ぶ
体操教室には普段のレッスンの他に行事や特別プログラムが組まれていることもあります。
例えば普段は跳び箱やマットのレッスンで、
たまにトランポリンやボールをすることがあるとか、スキー教室があるなどです。
そのようなイベントを参考にするのも良いでしょう。
長期的に通うことも念頭に置いてみる
せっかく通うなら数年は続けたいですよね。
とはいえ小学校高学年くらいになると学校の課題や進学などで子供の負担も増えてきます。
まずは小学校低学年くらいまで続けることを念頭に考えておきましょう。
もし子供に長く続ける意思があり、
本格的に体操を続けたいという風になった場合のこともなんとなく考えておきましょう。
小学校高学年や中学生向けのカリキュラムがあるお教室ならそのまま通えば良いのですが、
小学校低学年まで向けのカリキュラムのお教室であれば
他の教室に移るなどをイメージしておきましょう。
幼稚園・保育園の年長さん程体操教室がおすすめ
5歳くらいの年齢で身体を動かすことで身体能力はもちろん、
集中力の維持や社会性を育むことができます。
体操教室は基本的な身体の動きを教わることで
運動能力や良い姿勢などさまざまなメリットがあります。
まずは体験レッスンで雰囲気を確かめてみてはいかがでしょうか。