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マット運動で向上するスキルとは!?体操教室で習うと授業でも有利に

マット運動は体育の授業の定番種目。
小さいお子さまにも始めることができ、マット運動で技にチャレンジすることでさまざまな身体能力を育むことができます。

 

しかし、技が難しくなってくると体育の授業で課題になるのが嫌になったり、マットをはじめとした器械体操の苦手意識から体育そのものが嫌いになってしまうことも少なくありません。

 

このページではマット運動で得られる能力や、体操教室でマットを習得すると授業に役立つ理由をご紹介します。

 

マット運動は3歳から始めることができる運動

マット運動はマットに寝転がって簡単な動きから始めることができるため、大人のサポートがあれば3~4歳から始められ、運動神経の基本ともなる柔軟な体の基礎を作る効果があります。

 

体を自在に動かすには柔軟性が必要です。
大人になってから柔軟性を身に付ける大変さは大人がよく知っているでしょう。

 

苦労せずに柔軟性を身に着けるには幼児期の運動が大切ですので、お風呂上りや寝る前に、布団の上で簡単な遊びをするだけでも柔軟性が身に付きます。

 

さらに、マット運動は転がったり、回転する全身運動です。

 

そのため、日常生活ではあまり使わない首や肩、背中やお尻の筋肉を動かします。
全身を使って運動するので、子どもが自分の体を自在に操る力を身に付けていくことができます。

 

マット運動で向上するスキル

マット運動は一般的に

・柔軟性
・素早さ
・きめ細やかな動き

が向上する運動だと言われています。

 

前転は回るときに頭を体の中に入れなければなりませんので、柔軟性を求められます。

 

その後、素早く回転して腹筋を使って体を起こせば技が完成するわけですが、1つの技で連続してさまざまな動きをしなければなりません。

 

技が発展してくると足を揃えることで技の完成度が変わったり、難しい技では助走を必要とする技も出てきます。
きめ細やかに体に指示を与えることで、はじめてできる技も増えていきます。

 

柔軟性、素早さ、きめ細やかさはマットをはじめとした器械運動だけに必要な動きではありません。
ほかのスポーツの基本となる動きであり、日常生活での危機回避能力にも必要なスキルです。

 

マット運動の種類

マット運動は「転回」「倒立」「宙返り」が中心です。
これらの運動に挑戦し、達成した喜びを味わいながら基礎技能を身に着けていきます。

 

また、基本の動きを組み合わせた技も多くありますが、組み合わせ技では技のつなぎやリズムが重要となります。

 

前方回転系の技

前方に転がって回転する技です。

ゆりかご、前転、開脚前転、伸膝前転、飛び前転、倒立前転などがあります。

 

「ゆりかご」はマット運動のさまざまな技の基本となる動きです。
体育座りの姿勢で背中を丸め、ゆりかごのように前後に体を揺らします。

 

身体が前後に回転する感覚をつかみ、起き上がるときに腹筋を使ってバランス感覚や体の操作性を向上させます。

 

「前転」はいわゆる「でんぐり返し」のことで、後頭部をマットに付けるように丸めるためには柔軟性を求められます。
背中を丸くしたまま腹筋を使って起き上がるためにはバランス能力と素早い動きが必要です。

 

後方回転系の技

後方に転がって回転する技です。

ゆりかご、後転、開脚後転、伸膝後転、後転倒立などの技があります。

 

後転も前転と同様に身体の柔らかさが求められます。
手でマットを押し、腹筋を使って背中を丸めたまま起き上がる動きは、腕の筋力、すばやさ、バランス感覚、体の操作性を向上させます。

 

倒立系の技

腕と足で回転する技です。

倒立、側方倒立回転、前転倒立回転、側方倒立回転前・うしろひねり、前方・後方倒立回転跳びなどの技があります。

 

側転は日常生活ではなかなか体験することがない運動感覚を必要とする技ですので、マット運動の中では難易度が高くなります。

支持感覚、逆さ感覚、回転感覚、バランス感覚を養います。

 

宙返り系の技

体を空中で回転させる技です。

前方宙返り、後方宙返り、側方宙返り、2回宙返り、ひねり宙返りなどがあります。

 

難易度の高いアクロバティックな技で、瞬発力と脚の力など、瞬間で多くのことをこなさなければなりません。

 

マット運動は体操教室で習うと授業でも有利に

器械体操は体育の定番種目

マット運動は幼稚園・保育園、小学校だけでなく、中学、高校でも取り組みます。

 

鉄棒や跳び箱に比べて比較的に安全に楽しむことができるため、苦手意識は鉄棒や跳び箱に比べて低いお子様が多い傾向にありますが、やはり難易度が上がってくると苦手な種目の1つになるというお子さまも出てくるでしょう。

 

器械運動は普段の遊びではあまりしないような体勢や動きも伴うため、子どもにとっては難易度高い場合もあります。

 

さらに、定期的に取り組む体育の授業の「定番種目」ですので、マットや跳び箱が苦手なことが原因で「体育が苦手」となってしまうこともあるかもしれません。

 

学校で取り組むマットの技は体操教室で習得できる

体操教室ではマット運動も課題の1つですが、お教室の良いところはプロの講師が生徒さん1人ひとりを見てそれぞれに合った教え方でサポートできる点です。

 

苦手なところはコツを丁寧に教えたり、適切に補助をして技をクリアできるように一緒に頑張ります。
子どもにとっても補助をしてもらえることがわかっているので、信頼して新しいことにチャレンジすることが可能です。

 

学校の授業ですと、どうしても先生1人で大勢の生徒を見なければならなかったり、時間の関係でひとりひとりを丁寧に指導するのは難しい面もあります。

 

学校ではどうしてもできなかったことはがお教室で簡単にできた、というお子さまも多くいます。

 

また、体操教室ですでに習得したことが学校の授業で課題になる、というケースも多くあり、その場合既に予習が出来ている状態になるので、授業が苦になりません。

 

恐怖心もなく授業に取り組むことができるため、「体育が苦手」という意識を避けることができます。

 

気になる場合は体験教室に行ってみるのがおすすめ

マット運動は器械運動の中では苦手意識を持たれにくい種目ではありますが、頭が逆さまになったりするため、苦手なお子様が多い種目です。

 

学校の授業では定番の種目ですので、体操教室で習っておくと恐怖心もなくなり、苦手意識を克服することができます。

 

体操教室は近年特に人気の習い事ですので、検討されている親御さんも多いかと思います。
もし気になるお教室がある場合は体験教室や長期休暇中の短期講習に参加してみて、お子さまご本人と相談して決めるのがおすすめです。