KidsSportsClub FUN+

鉄棒運動で得られるメリットとは?室内鉄棒はどうなの?体操教室は?

公園ではおなじみの鉄棒ですが、幼稚園・保育園、小学校では授業でも取り入れられています。

 

そんな鉄棒にはどんな効果があるのか疑問に思ったことはありませんか?
また、室内鉄棒を購入しようか迷っている方もいらっしゃると思います。

 

そこで、鉄棒運動の効果や室内鉄棒のメリット・デメリット、体操教室での鉄棒運動についてご紹介します。

 

鉄棒の効果・メリット

鉄棒にはさまざまな効果があります。
ぶら下がったり回転したり、日常生活ではあまりしないような運動をするため、さまざまな運動効果があります。

 

握力が鍛えられる

鉄棒にぶら下がるだけで握力を鍛えることができます。

上達するにつれて前回りや逆上がりなど鉄棒を握ったまま回転する技を練習するようになるとより握力が鍛えられます。

 

姿勢が伸びる

まっすぐぶら下がる姿勢をキープすることができれば、背筋が伸びて姿勢改善の効果があります。

 

筋力が鍛えられる

ジャンプして鉄棒に上がる、鉄棒に掴まって腕で体を支える、といった動きは筋力アップに繋がります。
遊びの中で何度も挑戦することで運動に必要な筋力が鍛えられます。

 

全身運動になる

逆上がりでは足を振り上げ、鉄棒にお腹を引き寄せて鉄棒に上がります。
腕の力はもちろん、腹筋も必要です。

 

また、鉄棒上で体を支えるには腕、腹筋、背筋も必要となり、何度も練習しているうちに全身運動になります。

 

鉄棒は何歳からできる?

鉄棒は小学校になると体育の授業で取り入れられますが、2歳頃から簡単な鉄棒遊びができると言われています。

 

2歳頃では鉄棒にぶら下がる、2歳半~3歳半で鉄棒の上に上がる、前回り下りは3歳半以降と言われています。
文部科学省の幼児期運動方針によれば3~4歳で鉄棒を使ったさまざま動きができるとされています。

 

室内鉄棒のメリット・デメリット

室内鉄棒とは自宅に置いて遊べる室内用の鉄棒です。
家の中で鉄棒ができるため、公園が近くにない場合や悪天候の日でも鉄棒遊びをすることができます。

 

室内鉄棒のメリット

・大人の目が届くところで練習できる
・逆上がりの練習ができる
・公園に行く必要がない
・雨の日でも使える
・運動能力向上につながる
・人目が気にならない

 

逆上がりは多くの子どもにとってコツをつかむまでに時間がかかる難関の技です。
練習をしたくても近くに公園が無い、公園の鉄棒が空いていない、雨続きでなかなか練習できない、ということもあるでしょう。

 

室内鉄棒があれば自宅に自分専用の鉄棒がありますので思う存分練習することができます。

 

中には練習しているところを見られるのが恥ずかしいと感じる子もいます。
そんな子でも人目を気にせず練習できるのもメリットです。

 

また、家の中に鉄棒があれば日常的に鉄棒で遊ぶことができ、筋力アップや体力向上など、基本的な運動能力が身に付きます。

 

室内鉄棒のデメリット

・置き場所にスペースが必要
・練習で騒音が出る
・床材に傷が出ることがある

 

室内鉄棒の購入を迷われている方の多くはスペースの確保ができるかどうかで躊躇されている方が多いのではないでしょうか。
室内鉄棒の大きなデメリットとして置き場所に十分なスペースが必要な点が挙げられます。

 

さらに、鉄棒で運動するためには鉄棒の前後にも十分なスペースが必要となりますので、十分に検討した上で導入しなければなりません。

 

また、練習中にどうしても騒音が出ますので、マンションなどの集合住宅の場合は十分な注意が必要ですし、床にマットなどを敷かないとフローリングに傷がつくため注意が必要です。

 

まずはカンタンな技からチャレンジしましょう

鉄棒をしっかり握り、1人でぶら下がることができるようになったら簡単な技からトライしていきましょう

 

豚の丸焼き

豚の丸焼きはその名前も子どもが楽しみながらできる技です。

 

両手で鉄棒を掴み、足を片方ずつ引っ掛けて足首を絡めるように鉄棒に掴まります。
上半身が鉄棒と平行な状態でキープします。

 

豚の丸焼きは鉄棒で頭が下になった逆さまの状態でも大丈夫、という練習に役立ちます。

 

つばめ

つばめは鉄棒にのぼって身体を支える技です。

 

ジャンプして鉄棒にのぼり、腕をしっかりのばして腕の力で体を支えます。
手元を見ずに顔を上げ、目線を遠くにする練習にもなります。

 

ジャンプ力、腕、腹筋、背筋の筋力アップ、バランス感覚を養う練習になり、前回り下りの練習になります。

 

布団干し

つばめができるようになったらそのまま布団干しにチャレンジしてみましょう。

 

つばめの姿勢からゆっくりと手を放し、体を二つに折って今度はお腹で鉄棒を支えます。
脱力して布団のように鉄棒にぶら下がります。

 

鉄棒から手を放すタイミングを捉えたり、バランス感覚、頭が下になる練習になります。

 

体操教室で鉄棒苦手から鉄棒得意へ

室内鉄棒を置くスペースがない、どうやって上達していったらいいのか分からない、という場合は体操教室で習うのがおすすめです。

 

体操教室はプロのインストラクターが専門知識と子供の能力に合った補助で1つひとつの技を着実にクリアできるように指導しています。
鉄棒が苦手な子供は「怖い」「失敗したらどうしよう」などと思い、思い切った動きを躊躇してしまいます。

 

しかし、お教室で安全にチャレンジできることが分かると講師を信頼してチャレンジしてくれるようになります。

 

結果、学校の授業で取り組む時には鉄棒が得意になっていることも多く、他の生徒のお手本となることも。
皆の前でお手本を見せることができれば自信にもつながり、運動がもっと楽しくなっていくでしょう。

 

特に多くの子どもが苦戦する逆上がりは、大人も教え方が良く分からないという難関があります。

 

体操教室の場合、経験豊富なプロが教えていくため逆上がりで悩む時間も1人で練習するより短くなり、鉄棒嫌いになるきっかけを防ぐことも可能です。

 

体育の授業でも役立つ鉄棒

鉄棒は小学校の授業だけでなく、中学の体育でも器械体操の種目の1つとして取り組みます。
中には高校で取り組む場合もあります。

 

授業だけでなく、高い所に上がったり、逆さまになる動きは子どもにとっては怖いものです。
そういった恐怖心を克服してチャレンジ精神を養う上でもさまざまな運動に積極的に取り組むことは大切です。

 

ご自宅や公園で積極的に鉄棒遊びをすることが効果的ですが、環境が整わなかったり、教え方が分からない場合は体操教室を利用してみるのも1つの手です。