「うちの子運動神経が悪くて」「どうしたらもっと運動が好きになってくれるのかしら」
「私が鈍いから遺伝かも」と思ったことはありませんか。
子供が運動が苦手なのはいくつかの理由があります。
また、その理由が分かった上で適切な指導のもとで取り組んでいけばどんどん運動が好きになり、
相乗効果でさまざまなこともできるようになる可能性があります。
そこで、子供が運動を苦手と感じる理由や体操教室に通うメリットなどについてご紹介します。
現代の子供は運動神経を発達させる機会が少なくなっている
最近の子供は運動神経が低下している気がする…そんな風に感じる親御さんは多くいらっしゃいます。
実際には子供の運動能力そのものが落ちているわけではありません。
近年の住居環境やインターネットの普及により生活環境が変化し、
走る、跳ぶ、回るなどの動作を使って遊ぶ時間が減っていることが1つの原因と考えられています。
運動能力は走る、跳ぶ、回るといった基本動作を繰り返すことで神経系を刺激して向上していきます。
子供時代に基本動作を反復することで運動能力がついていくのです。
しかし、室内遊びが増えたり遊ぶ場所が限られ、これらの動きをする機会が減ったことで
運動が苦手な子供が増えている原因の1つと考えられます。
子どもが運動が苦手な理由
怖いから
ボールが顔の近くに飛んできたり、高い所に登るのは怖いですよね。
ボールが顔に当たるかも、と思って目をつぶったり、失敗したら転んでしまうかも、
と思って勇気を出して動けなかったりします。
一度失敗して怪我をした場合、余計に身体が動かなくなってしまうこともあります。
先入観があるから
目で見たのと自分でやるのとでは感覚が違うことがありますよね。
目で見たやり方やフォームを先入観として持っていて
実際の身体の動かし方を改善できないとなかなか上達しません。
身体が硬い
柔軟性があれば怪我もしにくく身体も動かしやすいのですが、
身体が硬いとどうしても動きの幅が狭くなります。
柔軟性がないために思ったように身体を動かせず、上達が遅くなることもあります。
リズムを取るのが苦手だから
リズム感は運動にとっても重要。
縄跳びや球技もリズム感を使います。
リズム感は音楽や運動の中で養われますが、
これが掴めないと教えてもらっても中々コツが覚えられないこともあります。
いきなり本番でやらせようとするから
基本動作を練習していないのにいきなり本番でやったり、
複雑な動きをやるのは大人でも難しいことです。
出来ない複雑な動きをいきなりやるので失敗も多くなり、
失敗がきっかけで怖くなってしまったりします。
経験しながら覚えていくことも大切ですが、
内容によってはきちんと基礎から順を追って習得していくことも大切です。
運動が苦手な子の立場に立ってない教え方だから
運動が得意な人になら分かることでも運動が苦手な人には分からないことがあります。
運動が得意な人向けの教え方では伝わらず、
身体の使い方が理解できないまま難しいことをやらなくてはいけなくなります。
ピンとこないまま教えられるとだんだん実践するのが嫌になってしまいます。
体操教室のメリット
身体能力が高まる
神経系の発達は3歳から12歳ごろまでに大きく発達すると言われており、
この時期を「ゴールデンエイジ」と呼びます。
この時期に基本的な動作を繰り返し行うことで神経系を刺激し、運動能力が向上していきます。
体操教室では走る、跳ぶ、回るといった基本動作のほか、転がる、ぶら下がる、
逆さまになる、支えるなどさまざまな動作を行います。
これらの動きを通して身体をコントロールする力を養っていきます。
姿勢が良くなる
体操は跳んだり回ったりするだけではなく、バランス技や柔軟性も求められます。
バランス技を練習すると体幹も鍛えられるのでこれも良い姿勢につながります。
また、正しい姿勢でいるためにはそれなりの筋力が必要であるため、
体操で筋力を鍛えることで日常生活の姿勢も良くなります。
その他、正しい姿勢の習慣は勉強や本を読むときにも大切なものですので、
勉強と運動の相乗効果が期待できます。
達成感を味わったり頑張る大切さを学べる
体操ではできる技がどんどん増えていきます。
出来ないことを教えてもらいながらクリアしていくと自信にもつながります。
また目標達成には自分自身の努力が必要であること、
努力の先には成功があることを子供の頃から体感していると生涯において目標を立てて
それを頑張って達成するという力が身に付きます。
体育の授業で活躍できる
小学校の体育では体操競技として跳び箱、マット運動、鉄棒などを行います。
中にはマット運動や鉄棒で頭が下になることを怖いと感じる子や
跳び箱が怖くて飛べない、という子もいるでしょう。
体操教室で基本から技を習っているので器械体操は怖いものではなく、楽しいものになります。
また、友達のお手本になり自信にもつながるでしょう。
体操教室で苦手な運動を好きになる
体操教室でそれぞれに合ったペースで出来ることを増やしていき、
自己肯定感を高めて運動が苦手という意識をなくしていきます。
体操教室では走る、飛ぶ、回る、などさまざまな基本動作を繰り返し行い、神経系を刺激します。
基本動作を繰り返し学ぶことで将来どんなスポーツにも通用する基本的な動きが身に付きます。
こどもは出来なかったことができるようになっていくとどんどん楽しくなり、
スポーツが好きになります。
好きになれば苦手だった運動も好きになっていきます。
少しずつできることが増えていき、運動に対してポジティブなイメージを持つことで、
スポーツだけでなく勉強にも役立ちます。
どんどんチャレンジする機会が与えられれば子供の運動神経のみならず
心も成長する可能性も大いにあるわけです。
体験レッスンで本人に合った教室を探すのがおすすめ
一口に体操教室と言ってもさまざまな教室があり、カリキュラムも異なります。
体操教室に興味があったらまずは見学や体験レッスンをしてみて
お子様に合った教室に決めるのがおすすめです。
課題がある場合はその課題をクリアできそうなお教室かどうか、
楽しく学べそうかを体験レッスンを通じて確認してみてください。