体操教室は本当に効果がある?公園で毎日たくさん遊んでいるから運動量としては十分では?
と、お教室に通うのを迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
体操教室にはさまざまな効果があり、お子さまの生活の様々な面で役立ちます。
そこで、体操教室の効果やお教室に通うかどうか迷ったときに考えたいポイントなどについてご紹介します。
体操教室の効果
体操教室の効果にはさまざまなものがありますが、大きく分けると運動能力の向上と精神面の成長に効果が期待できます。
運動能力の向上
幼少期に身体を動かす習慣をつけると運動神経の基礎が作られるほか、柔軟性、バランス感覚、免疫力の向上効果も期待できます。
体操教室ではさまざまな種目の運動を行うほか、柔軟性、バランスにも取り組みます。
そのため、怪我をしにくく、身体能力を総合的に向上させることが可能です。
精神面の成長
体操教室ではお子さまそれぞれに合った課題にチャレンジしていき、クリアしたら次の課題に挑戦します。
1つ1つ課題をクリアしていく事で自信へと繋がり、チャレンジ精神が育まれます。
身体を動かすことはストレス解消にも繋がります。
ストレスを上手く解消することでメンタルを少しずつ強くしていくこともできます。
公園遊びとは何が違う?
体操教室は公園で遊ばせるのと大して変わりない、体操教室は順番待ちが多いけど、公園はずっと走り回っているから公園の方が体力づくりになるかも、と考えて体操教室を迷われる方もいらっしゃいます。
もちろん、公園でたくさん遊ぶことは体力アップに繋がりますし、運動神経向上にも繋がります。
しかし、公園での遊びと体操教室では学ぶものが異なりますので、上手に使い分けると良いでしょう。
公園の遊具が怖い子は体操教室で習うと積極的に
公園の遊具が怖くてなかなか積極的に遊べない、というお子さまの場合、体操教室で身体の動かし方を習うことで、積極的に挑戦できるようになっていきます。
体操教室ではプロの講師が補助をしたり、技ができるようになるまで無理のないように段階を踏んで挑戦できるようにメニューを組んでいます。
できないところは適切にアドバイスをしてくれますので、挑戦していれば出来るようになる、ということを覚えていきます。
そして、自分の運動能力に自信が付き、チャレンジ精神が育まれます。
そのため、これまで公園で何もやっていないのに「できない」「やりたくない」と言っていたお子さまが出来なくても挑戦できるようになっていく積極性を養う効果が期待できます。
好きなものだけでなくさまざまな種目にチャレンジする
公園では好きな遊具だけを選んで遊ぶことができますよね。
中にはマイブームが起こって同じ遊具だけで長時間遊ぶ子もいます。
体操教室では跳び箱やマット、鉄棒、かけっこやボールなど、さまざまな運動にチャレンジします。
好きな種目で「やった!」と思ったり、あまり好きでない種目で「苦手だな」と思うこともあるでしょう。
しかし、さまざまな運動を行う事で運動神経をバランスよく育てていく事ができます。
それぞれのレベルに合わせて補助をしてもらいながら取り組んでいきますので、苦手な種目も少しずつレベルアップしていき、気づいたら得意種目になっているということもあります。
ルールや社会性を学ぶ
体操教室では安全のために講師の話を聞き、ルールに従って順番に運動していきます。
挨拶やルール、社会性を学ぶことができますので、公園で遊ぶときも他のお友達と譲り合って遊ぶことが自然とできるようになります。
また、体操教室では順番を待っている間は他の生徒さんの演技を見ます。
他の子がどのようにしているかを見て真似してみたり、動きを工夫するなど、自分で学ぶ習慣ができます。
体操教室に通うかどうか迷ったときのポイント
体操教室に通うかどうか迷ったときは以下のポイントを参考に検討してみましょう。
無理なく通えること
体操のレッスンが終わった後はぐったりと疲れることもあるかと思います。
なるべく早く帰宅して休養できることが大切です。
また、お教室が遠いと送迎する親御さんにとっても負担となってしまいます。
長く通い続けることを考えてアクセスの良いお教室を選ぶと無理なく通うことができます。
子どもの意思を尊重する
お教室選びの際、お子さま本人の意見も大切です。
決定の条件は多くありますので最終的に決めるのは親ですが、子どもの意思を尊重することが大切です。
自分で決めて通った、ということもお子さまのモチベーションに繋がります。
子どもの意見とは違うお教室に決める際には理由を話して、納得の上で通い始めるようにしましょう。
行事や他のプログラムも参考にする
子供向けの習い事ではスキー教室やバーベキューなど、課外イベントが充実しているところもあります。
こういったイベントを開催しているかも参考に選ぶのも良いでしょう。
長期的な見通しで考える
せっかくお教室に通うなら数年は続けたいものです。
ある程度続けることでお子さまの適正も分かってきます。
ただ、小学校高学年になってくると勉強が忙しくなったり、課題も多くなったりして負担も大きくなります。
小学校低学年までは続ける、などといった見通しを立てておくことも大切です。
教室や講師の雰囲気が合っているかを見る
どんなに条件に合ったお教室でも、講師のスキルによって結果は左右されます。
また、どんなにスキルのある講師でもお子さま本人と相性が合わなければ成果は出にくくなってしまいます。
体験レッスンや見学で講師の生徒さんへの接し方やお子さまとの相性を見極めるようにしましょう。
また、お教室全体の雰囲気も重要です。
受付や他のスタッフの対応や、施設の環境なども総合的に見て決めると良いでしょう。
体験教室に行ってから検討すると失敗が少なくなる
体操教室を検討する場合はまずは体験教室や教室の見学をすることをおすすめします。
まずは目で見て、お子さまにとって相性が良いお教室なのかをチェックすることで入会してから失敗した、ということを防ぐことができます。
また、体験教室でお子さまご本人がどう感じたか、意見を聞きながら一緒に始めるかどうかを決めていくと良いでしょう。