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子どもの柔軟性を育む方法と身体が柔らかくなると得られる効果

ケガ予防や運動能力の向上のために子どもの体の柔軟性を育んであげたいという方や、子どもの体が硬いことで悩んでいる親御さんは多くいらっしゃいます。

 

また、柔軟性を高めることを目的として体操教室を検討される方も少なくありません。

 

このページでは柔軟性を高めると得られる効果や子どもの体を柔らかくする方法、体操教室での柔軟運動の効果などについてご紹介します。

 

身体が柔らかくなると得られる効果

人は年齢問わず、身体が柔らかくなると以下のようなメリットを得られます。
子どもにも大人にも効果がありますので、親子でストレッチして健康効果を目指すのがおすすめです。

 

ケガの予防

柔軟性が高いと関節の可動域も広がるので、ケガのリスクが減ります。

 

さらに、ストレッチを行って筋肉を動かすことで筋温が上昇しますので、運動前にストレッチを行うと運動によるけがや筋肉痛をある程度防ぐことが可能です。

 

逆に筋温が上がっていない状態でいきなり激しい運動を始めてしまうと、ケガの原因となってしまいます。

 

姿勢が良くなる

身体を支え、姿勢を維持するためには筋力が不可欠です。
筋力が衰えると体を支えきれず、猫背などの悪姿勢につながります。

 

正しい姿勢を保つためには、ストレッチなどで筋肉を鍛えることが必要です。

 

基礎代謝が上がる

ストレッチで体の柔軟性を高めると筋肉を動かすため代謝を高めるだけでなく、筋肉のポンプ機能を利用して血流を促す効果があります。
血行が良くなると筋肉への負担も抑えることができるほか、基礎代謝もアップします。

 

血流が良くなる

ストレッチにより血流を促し基礎代謝もアップすることで、手足の冷え改善効果にも繋がります。
基礎代謝が上がることでダイエット効果も得られるので、ダイエット中の方にもおすすめです。

 

疲労回復効果が高まる

日常生活や運動により溜まった疲労物質は、血液と一緒に運ばれて分解されます。
血流が促進されることでこの循環が早くなり、疲労回復効果が期待できます。

 

関節の柔らかさは10歳頃までに決まると言われている

体の柔軟性はストレッチをすることで何歳になっても高めることができます。
一方で、関節の柔らかさは10歳頃までに決まると言われています。

 

柔軟性は筋肉が50%、関節が50%となり、筋肉の柔軟性は大人になってもストレッチをすることで高めることができます。
しかし一方で、柔軟性を司る神経系の成長は10歳頃まででほぼ完了してしまうことがわかっています。

 

子どもの頃に関節を柔らかくする習慣や習い事をしていると、高い柔軟性を得ることが可能です。

 

子どもの身体の柔軟性を育む方法

では、具体的に子どもの柔軟性はどのように養っていけば良いのでしょうか。
子どもの柔軟性は意外と身近なところで育んでいくことができます。

 

遊びを楽しむ

子どもは、柔軟性を育むための活動を自然に行っています。
公園の遊具で遊んだり、ボールを使ったり、道具を使わなくても日常の動作で体を曲げたりねじったり、伸ばしたりしています。

 

これらの運動は子どもたちの多くは意識せずに自然に行っているものですが、関節や筋肉の成長過程にある子どもにとっては柔軟性を高める機会となっています。

 

ストレッチをする

大人でも運動の前後にストレッチを行う方が多くいます。

 

自然に行っているという方もいらっしゃるかと思いますが、これは子どもの頃から学校などで運動前のストレッチの習慣を身につけているためです。

 

ストレッチは柔軟性や健康、運動能力の維持に効果があるだけでなく、運動するために筋肉を温める効果もあります。
また、運動のあともストレッチで筋肉を伸ばすことによりクールダウン効果もあります。

 

体操教室での柔軟運動

体操教室では跳び箱やマットなどの運動はもちろん、柔軟体操にも取り組みます。

 

ストレッチも楽しんで行えるよう、プロの指導者たちが工夫を凝らしてメニューを組んでいるため、自然と柔軟性を高められることも体操教室の大きなメリットです。

 

子どもたちが飽きないようにストレッチのメニューを組んでいる

ストレッチには運動様式による分類があり、その効果も異なりますので、目的に合わせて行うことが大切です。

 

子どもの柔軟性を高める場合、さまざまな種類のストレッチをバランスよく行うことができるよう、メニューを組んで取り組んでいきます。

 

効果だけに着目すると生徒さんが飽きてしまったり、柔軟がつまらないものに感じてしまう可能性があります。
さまざまな種類のストレッチを取り入れることで楽しく、体のさまざまな部分を伸ばすことができます。

 

静的ストレッチ

静的ストレッチは反動を利用せずゆっくりと筋を伸ばすストレッチで、一般的にイメージされるストレッチがこの静的ストレッチとなります。

 

筋肉を伸ばした状態で反動を付けず30秒程度キープすることで、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性の向上や関節の可動域を広げる効果が期待できます。

 

強度は低めで、ゆったりと行うことで十分な効果を発揮します。
また、深呼吸を取り入れながら実施すると、副交感神経を刺激し、リラックスさせる効果もあります。

 

動的ストレッチ

動的ストレッチは反動を利用してリズミカルに筋肉を伸ばすストレッチです。

 

アキレス腱を1、2、3…と反動を付けながら伸ばしたことがあるかと思います。
これは動的ストレッチの一種です。

 

筋肉と関節を同時に動かし、全身の協調性と高めパフォーマンスを向上させます。
また、筋肉の緊張を和らげる効果もあります。

 

体を動かしながら筋を温め、関節、筋、腱に動作を与えるもので、腕まわしやラジオ体操なども動的ストレッチに該当します。

 

子どもの体が硬いことでお悩みの場合は体操教室で改善できる可能性がある

柔軟体操は関節の可動域を広げるため、痛みを伴います。
そのため、自宅でやろうとしてもなかなか習慣化しないことも多いでしょう。

 

また、痛みがあることで柔軟が嫌いになってしまうお子さまもいるかもしれません。

 

体操教室では指導者が1人ひとりを押してサポートします。
一定時間、柔軟に取り組むことで徐々に体が柔らかくなっていき、自然と運動にも役立つようになっていきます。

 

もし、子どもの柔軟性を高めたい、と考えている場合は、体操教室で取り組むと楽しみながら体が柔らかくなっていく可能性も期待できます。