体操教室は、最近では水泳に次いで人気のある習い事の1つです。
基礎体力を育むだけでなく、社会性や協調性も身に付けることができることから、
早く習わせたいと考えている親御さんもいらっしゃいます。
そこで、体操教室は何歳から通えるのか、
何歳から始めるのがおすすめなのかについて解説します。
体操教室は何歳から始められる?
体操教室は0歳から始めることが可能です。
ただ、0～1歳はレッスンを受け付けていないお教室もありますので事前に確認が必要です。
また、体操教室は年齢により習う内容が異なります。
事前にレッスン内容を把握しておき、何歳から習うのか検討しましょう。
0～2歳の乳児向けのレッスン内容
0～2歳のベビーレッスン、乳児レッスンでは
身体を動かしたり揺らしたりして楽しむことがメインです。
ベビークラスでは主に親子で身体を動かすことに慣れるレッスンを行います。
歩ける年齢になるとレッスン内容は変化していき、
ジャンプしたり、リズムに合わせて身体を動かすレッスンも加わります。
乳児向けのレッスンでは
基礎的な運動能力を育てることに重点が置かれていることがほとんどです。
3～6歳の幼児向けのレッスン内容
幼児レッスンも基礎体力の強化や基本的な運動能力を育てることがメインです。
しかし、出来ることが増えているので跳び箱やマットを使った運動など、幅広い内容になっていきます。
3～6歳では他社との関わりを持つようになる年齢ですので、
ルールや順番など、社会性も学ぶことができます。
7歳～小学生向けのレッスン内容
7歳以上の小学生ではレッスンの内容は本格的に、専門的になっていきます。
マットや跳び箱など、器械体操がメインになるお教室もあります。
小学生は幼児期に比べて運動能力も高くなります。
高度な運動や技に挑戦し、成功体験を積み重ねることは自己肯定感にも繋がります。
小学生以上のレッスンでは親と離れてレッスンを受けるのが一般的です。
子ども同士でのコミュニケーションを取る機会が増え、社会性が身についていきます。
体操教室は3～4歳から始める方が多い
体操教室は0歳からでも習うことは可能ですが、
3～4歳から始める方が多いと言われています。
3～4歳になると先生の話がある程度理解できるようになってきます。
体操は怪我をするおそれがあるため、先生の言うことを聞けるか、
ルールを守って行えるか、他の子どもと協力できるか、といったことが重要になります。
また、3歳頃になると体力がアップするので、体力を持て余すことが多くなります。
体をたくさん動かして体力を発散させたい、という目的で
3～4歳から始める方も多くいらっしゃるようです。
体操教室はジャンルにより内容が異なる
体操教室は体育教室や器械体操教室、新体操、アクロバット教室など、
さまざまなジャンルに分かれているという特徴があります。
体育教室は体育と体操どちらにも取り組み、器械体操に加えて
かけっこやボール、ロープなどを使って楽しく運動します。
1つの種目に絞らずにあえて色々な運動を行うことで運動能力をバランスよく鍛えることができます。
一方、ジャンルに特化した体操教室では、そのお教室のジャンルのスポーツを専門的に行います。
お教室によっては将来アスリートを目指すお子様も多く通っているお教室もあり、
幼児だけでなく中高生も通っているお教室もあります。
体操教室という名前だけでは実際にどんなレッスンを行っているのか分かりにくいため、
公式ホームページをチェックしたり体験教室に行ってみてレッスン内容を把握しましょう。
体操教室に通う効果
身体機能の成長
体操教室の最大のメリットは身体機能、運動能力の向上です。
幼少期に身体を動かす習慣をつける事で運動神経の基礎が作られるだけでなく、
柔軟性やバランス感覚、免疫力の向上が期待できます。
さらに体操教室では身体を動かすだけでなく柔軟運動も行います。
柔軟性が身に付けば怪我をしにくくなります。
精神面の成長
体操教室では精神面の成長も期待できます。
身体を動かすことはストレス解消にも繋がります。
上手くストレス解消ができれば徐々にメンタルを強くしていける可能性が高くなります。
また、できないことに挑戦し、練習してできるようになる、ということを繰り返すことで、
自己肯定感に繋がり、チャレンジ精神も育まれます。
のほか、体操教室は多くがグループレッスンですので、他の子どもと協力して準備や片付けをしたり、
順番やルールを守らなければなりません。
そのため、協調性やコミュニケーション能力が養われます。
先生の話を聞き、補助をしてもらいながら色々なことができるようになっていきますので、
信頼関係を築くことも自然と学んでいくことができます。
体操教室の費用相場
体操教室の費用相場は一般的に週1回のレッスンで
月額約5,000円程度～約7,000円程度が相場です。
月謝のほかに入会金や保険料、ユニフォーム代などが
別途かかるお教室もありますので、事前に確認しておきましょう。
体操教室に通う場合はまずは体験レッスンに
上でもご紹介しましたが、体操教室と一口にいってもジャンルがさまざまあり、
ジャンルによって取り組む内容が異なります。
そのため、体操教室を検討している場合はできるだけ体験レッスンを受けるようにしましょう。
それだけでなく、運動は怖いと思っているお子様も多くおり、
恐怖心を感じてしまうと運動が嫌になってしまいます。
お教室を選ぶ際はお子様が楽しんで積極的に運動にチャレンジできる環境でなければ
続かずにすぐにやめてしまう、ということも起こり得ます。
体験レッスンでお子様の様子をチェックしたり、お子様本人に感想を聞いて、
楽しく通えそうなお教室に入会するようにしましょう。
体操教室は何歳からでも通える
体操教室は0歳から通うことができますが、
体力が付いてきてさまざまなことができるようになってくる3～4歳でスタートする方が多いようです。
お教室選びの際には何歳から受け付けているのか、
体操教室のジャンル、レッスン内容はどんなものか、などを事前に確認した上で体験レッスンに参加してみましょう。
子どものあらゆる能力を伸ばす体操教室はメリットがいっぱいですよ。