小学校3年生は肉体面と精神面の両方が大きく成長する時期です。
習い事でもできることが多くなってきます。
子どもを体操教室に通わせたいと考えていても、体操教室は幼児から通うイメージがあり、3年生からでは遅いのでは?
と迷っている方も少なくありません。
結論から言えば、小学校3年生以上から体操教室を始めても遅くなく、始める時期に関係なくいつからでも十分に力を伸ばせます。
今回は、体操教室をいつから始めたら良いか、体操教室を小学校3年生から始める効果についてご紹介します。
体操教室はいつから始めたら良いか
体操教室をいつから始めたら良いかと、迷っている親御さんは多くいらっしゃいますが、体操教室はいつから始めても子どもの運動神経を育めます。
もちろん、運動神経が発達しやすい年齢というものはありますが、基本的にいつから始めても一定の効果が得られると考えられおり、体操教室では年齢に合ったカリキュラムで体操に親しめるように工夫しています。
1~2歳の体操教室
1~2歳の体操教室では主にバランス感覚を養う体操や、音楽に合わせて体を動かすリズム体操など、遊びを通した運動を行います。
また、親子での参加が前提となり、親子のスキンシップができる一方で、親も一緒に運動をする必要があります。
1~2歳の赤ちゃん向けの体操教室は対応できる教室が限られていますので、事前にベビークラスがあるかどうかの確認が必要です。
3~4歳の体操教室
3~4歳は体操教室を始める子どもが多い年齢です。
3~4歳は子どもの運動神経が伸びやすく、学んだことを吸収しやすい時期と言われています。
さらにこの頃になると、周りの人に自分の気持ちを言えるようになってくるため、コミュニケーションがとりやすくなります。
先生の話を聞いたり、周りの子どもと協力できるようになってきたりしているので、複数人のグループでレッスンを受ける体操教室にも参加しやすくなってきます。
いつから体操教室を始めたらいいか、という疑問に対して3~4歳という回答が多いのはこのためです。
3~4歳の体操教室では跳び箱やマット、鉄棒など道具を使っての体操を行います。
さまざまな種目に挑戦できるため、基礎的な運動神経を育めます。
教室により異なるものの、一般的には5~10人のグループレッスンで体操を習います。
ほかの子どもが挑戦している姿を見ながらのレッスンとなりますので、うまくなりたいという気持ちが芽生えたり、お友達と協力したりルールを守るなど、社会性を育むことにもつながります。
5~6歳の体操教室
5~6歳の体操教室は基本的に3~4歳と内容は同じですが、より難しい技にチャレンジしていきます。
体力も付き、できることも増えるため、さらに基礎的な運動能力を伸ばせます。
比較的難易度の高い技にも挑戦し、小学校の体育で習う技も習得していきます。
小学生の体操教室
小学生からの体操教室では、より本格的に運動に取り組みます。
教室により内容は異なりますが、小学校の体育の授業で取り扱う種目を中心に習います。
跳び箱や鉄棒、マットなどは小学校の体育で習う技を事前に習得できるため、体育の授業への自信につながります。
小学生の体操教室は1~3年生、4~6年生とクラスが分かれていることが多く、年齢に合わせてレッスンを行います。
小学校3年生は体操を始めるのに適した時期
体操教室はいつから始めても、一定の運動能力が身に付きますが、特に小学校3年生から6年生にかけては運動神経が大きく伸びる時期ですので、始めるのに適した時期です。
小学校3年生という年齢
小学校3年生頃の年齢は、友だちとのつながりを重要視したり、集団行動に関わり始める時期です。
習い事では、学校以外の友人を作る機会も増えていきます。
幅広い交友関係から多くの刺激を受け、社会性や協調性を身につけていく機会も多くなっていきます。
一方で、小学校3年生は「9歳の壁」とも言われるように、劣等感を抱いたりつまずきを覚えたり、自己肯定感を持ちにくくなる時期でもあります。
しかし、この時期に習い事で得意なことを見つけたり、課題をクリアして自分に自信をもてるようになったりすると、さまざまな障壁を乗り越えるための経験や知識を積める可能性があります。
9~12歳は運動能力のゴールデンエイジ
9~12歳頃はゴールデンエイジと言われ、この時期に運動経験を積むと飛躍的に運動能力が向上すると言われています。
この時期の過ごし方が子どもの運動能力の向上に大きく影響すると言われており、特定のスポーツに取り組んで技術的な向上を楽しめるようになります。
また、心肺機能の成長も追いついてくるため、ランニングなどの持久力を付けるトレーニングにも効果が表れるようになります。
この時期に全身を大きく使う運動を行うと運動能力の発達に効果的とされており、さまざまな運動に取り組む体操教室を始めるのに最適な時期と言えます。
スケジュールに注意する
一方で、小学校3年生になると勉強も忙しくなるため、習い事のスケジュールには注意が必要です。
算数に関しては図形の理解やグラフや式の読み取りなど、授業の難易度が上がり、社会や理科の教科も増え、小学校2年生の頃よりも学習レベルが一段とアップします。
学校の授業の難易度が上がり勉強が忙しくなるほか、学習塾に通い始める子どもも増えるため、体操教室に通う場合は無理なく通える教室がおすすめです。
体操教室は3年生からでも遅くありません
体操教室はいつから始めたら良いか、小学校3年生から始めても大丈夫な理由をご紹介しました。
小学校3年生は運動神経が発達するゴールデンエイジに入る時期ですので、この時期に運動を始めると運動能力が大きく発達する可能性があります。
この年齢は壁にぶつかることも多い年齢で集団のなかの自分についても意識し、自己肯定感を得られない場合があります。
そのようなときに得意なことを増やしてあげると、自分に自信がつき、多くのことに挑戦していく気持ちを育めます。
体操教室は基本的にいつから始めても基礎的な運動能力を伸ばせますので、「始めるのには少し遅いかも」と思われている方でも一度体験教室に行ってみるのがおすすめです。